・・　野山ですごす　ゆっくり時間　・・

母性愛

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しかし子どもは必ず成長する
母性愛の本質は子どもの成長を気遣うことであり
これはつまり子どもが自分から離れてゆくのを望むという
ことである

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この段階にいたって初めて
母性愛は大変な難行となる
つまり、徹底した利他主義
すなわちすべてを与え、
愛するものの幸福以外何も望まない能力が必要になる

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ほんとうに愛情深い母親になれるのは
愛することの出来る女性
すなわち夫、他人の子ども、見知らぬ他人、
そして人類全体を愛することの出来る女性だけなのである

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愛情深い母親になれるかなれないかは
すすんで別離にたえるかどうか
そして別離の後も
変わらず愛し続けることができるかどうかによるのである

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